一般社団法人 中標津青年会議所
2024年度 理事長所信

 一般社団法人中標津青年会議所
理事長所信
2024年度 第49代理事長 小田 康夫

 

ギラついていこう

【不確実性の時代】
〇不確実性が高まる世界の課題
1920年代のアメリカ、1980年代の日本、どちらも不確実性が高まり、経済的な不安の連鎖の結果、混乱が深まった時代でした。時は変わりますが、2020年、コロナ禍によって引き起こされた自粛は経済の停滞を招き、社会全体に閉塞感や不安感を生み出し、感染拡大が収まった今もなお、暗い影を落としています。時を同じくしてロシアとウクライナとの戦争があり、その出口の不透明性や中国による台湾進攻が現実味を増す中で、不安や不確実性は高まっています。

〇不確実性が高まる中で最大のリスクとは何か
社会は一気には変わらないし、歴史を振り返れば明らかなように、一気に変えようとすると危険もあります。では、何もしないが正解か。
あらゆる行動にはリスクがあります。何もしないことも一つの行動だとすると行動をしないとは、投資をしないこと。投資をしないことは、円安・インフレ進行時にゼロ金利に近い預貯金にお金を寝かせることと同様、知らず知らずのうちに価値が乏しくなり、小さくなってしまうことです。何でもいいやという思考で、後ろ向きで何もしないという行動は、結局、最後、自分に、そして自分たちの社会に、還ってきます。何もしないことが最大のリスクです。

〇我々の地域の課題
「中標津町総合発展計画審議会」なる組織の委員として、今後の街づくりの方向性を決める会議に以前、出席しました。そこに参加してみて驚いたのは町民アンケート(中高生向け)の内容です。そこには、「自分の町に今後も住み続けたいと思うか。」という質問があり、半数が、「住み続けたい」と回答する一方、「住み続けたくない」という回答も、およそ半数に上っていました。
では、我々には何ができるか。我々はどんな団体であるべきか。
ここで少し長いですが、私の経験を紹介させてください。

【我々の使命とは何か】
〇地域全体に向けて、理念を掲げて、積極的に行動すること
2023年、4年ぶりとなる夏祭りについて、祭り副部会長として、祭り事業を担当させていただきました。
準備期間も含めて当事者意識をもってみんながチカラを合わせましたが、コロナ禍を経た人手不足等も影響し、フルスペックでの開催が難しい状況でした。そんな中、島崎理事長が「フルスペックの御輿パレードを復活させたい」「街の活気や子ども達の笑顔につなげたい」という青臭い理念を掲げ、その発言を機に、中央通りのパレードを実現しようという機運が高まり、関係団体の強い応援もあり、縮小開催ではないフルスペックの祭りパレードが実現されました。
確かに、コロナ禍を経てイベントが縮小ムードであることは仕方がないことかもしれません(誰が悪いとかという問題ではなく)。また、青臭い理念を掲げて、それを実現するために行動していくことは、口でいうほど簡単なことではないかもしれません。
しかし、関係団体のチカラを合わせれば、工夫次第で今回のようなお祭りごとを実現できる。そして、街の活気や子ども達の笑顔につなげていける。
我々の団体の使命は、現実的な問題を前提にできない理由を探すのではなく、若者として、元気に、青臭いと笑われてしまうかもしれないけれどあるべき理念を掲げ、そこに向かって、できる方法を模索し、積極的に行動していくことです。とりわけ、不確実性が高く、未来が予測できない場面では、あるべき世界観や理想、理念を掲げていくことが、先の見えない暗闇を照らす光になります。

 

〇自分ごととして主体的に考え具体的に行動しそれを周囲に広げること
2021年柳田大毅理事長の下で、また2022年木村直人理事長の下で、委員長という役職に就かせていただきました。
恥ずかしい話ですが、その時が、初めて、この街、この地域に何が必要かを真剣に考える機会となりました。自分で主体的に考え、自分なりに色々と調べていく中で、自分の街自分の地域に、観光資源や価値の高い自然資源などが多くあることを知りました。今振り返ってみると、それが私の主体性の芽生えでした。
その機会に私が注目したのは、中標津と弟子屈をつなぐ道、ロングトレイル「北根室ランチウェイ」を復活させるというプロジェクトでした。委員長として、このロングトレイルを題材に電子書籍を発行したり、メンバーと一緒にロングトレイルを実際に歩いたり、街コンを実施したりといろんなことを実施しました。現在は、委員長の立場を離れていますので、私自身のライフワークとして、このロングトレイルを未来につなげる活動をしています。なお、環境省では、我が街中標津から始まった北根室ランチウェイの構想をもとに、道東にある3つの国立公園(釧路湿原国立公園、阿寒摩周国立公園、知床国立公園)をつなぐ全長約370kmに及ぶロングトレイルの構築に取り組んでおり、ゆくゆくは中標津空港と釧路空港、女満別空港をつなぐロングトレイルを視野に入れているとのことです。
何が言いたいかと言いますと、JCに所属していたからこそ、自分の街、自分の地域のことを、自分自身の課題として捉え直す機会となり、自分なりに調べ考え行動し、その活動がいまや私自身のライフワークになりました。そんな機会を、言い換えるなら、自分の人生を変える経験を、メンバーを含め多くの方に提供していくことが今年の私の使命の一つであると感じています。

 

〇私の人生の「失敗」のプロセス
2021年12月、母校の計根別学園で講和をする機会を頂きました。「失敗がとっても大事」というテーマでこんな話をしました。
私の人生のプロセスとしては、中標津高校卒業、1年浪人、大学進学、大学院進学、1年目司法試験不合格、2年目司法試験不合格という経過ですから決して、成功のプロセスではありません。当時は3振制度があり、3回落ちると司法試験を受けられないという仕組みがありました。2回目の司法試験に落ちた時の絶望感と言ったら、なかなか言葉に言い換えられません。もう10年以上前の出来事なのに、まだ夢に出てきます。
しかし、この時、この失敗、ここで得られた経験の全てが、今の私の支えになっています。真剣に挑戦をしてみて、得られた失敗は、決して文字通りの失敗ではありません。人生は長い。失敗を経験知として得たなら、その挑戦は、その後の人生において、重要な成長の機会を得たのではないかと思います。
成功するには、失敗をしなければならない。失敗をするには、挑戦をしなければなりません。我々には可能性しかありません。可能性を信じて挑戦をしないと、失敗のプロセスを得られません。真剣な挑戦は、成長の機会を獲得するプロセスの出発点なのです。その挑戦の結果、派手に失敗をしてもいいんです。自分を客観的に見ることってなかなかできません。自分の弱点となると、なおさら見出すことは難しい。失敗によって、ようやく自分の弱点を知り、成長の機会を得ることができる。
このように考えると、「失敗」のプロセスを踏むことは、長い人生の時間軸でみれば、成功のプロセスの一環なのです。だから、真剣な挑戦が大事だし、失敗はもっと大事。みなさんの挑戦と「失敗」に期待をしています。

〇社会のムーブメントにつなげよう
情報化社会の進展により、個人の情報全体は、個別に分断され、その見せ方が、SNSやAI技術を通じて市場原理と結びつきます。そして、市場原理は、急速な技術革新を伴う情報化の進展とともに加速し、新自由主義として、あらゆる分野に及んだ結果、本来、市場原理と相いれない、地域コミュニティの分野にも広がり、個人や社会の分断を深めます。SNSは孤独を生み出し、常時接続という形でつながりを演出するものの、本質的な意味での関係性は深まらない結果、分断や孤独を拡大再生産させ、個人は不安を、社会は閉塞感を深めてしまいかねません。挑戦というのは積極的な行動のことだとすると、何の理念も掲げず、挑戦もしないでいると、社会全体が閉塞的で、無気力で、無力感にさいなまれて、何事にも無関心で、考えることもできなくなってしまうかもしれません。
また、成功にあぐらをかいて安心して慢心した結果、危機に気がついた時にはもうどうしようもない場面になっているかもしれません。「自分は大丈夫」「自分に欠点はない」「自分は正しい」と思っていると、危険が迫っていても、案外、気が付かないものです。
慢心をせずに、新しい挑戦を継続し、失敗を繰り返すことで、考え、問いを重ねることができます。失敗し、正しく問うことで、また考え、自分の弱点を知り、また一つ問いを深めることができる。
我々の使命は、誰か個人が悪いという視点を超えて、現代社会が抱える構造的な閉塞感や無気力、無関心にメスをいれ、閉塞感や無関心が、最大のリスクだという共通認識を共有すること、そして、閉塞感等から生じる不安感で「何をやってもだめだと考え、何もしない」を減らすこと。また、「自分には関係ない、なんでもいいや、誰がやっても同じなどの他人任せ」を減らすこと。過去の成功体験に縛られ、慢心してしまい、過去に固定化されてしまって、「何も変えなくていい」を減らすこと。ではどう減らすか。

【不確実性の時代の中で主体的思考と積極的行動ができる人に】
〇リスクを踏まえて、積極的に行動しよう
不確実性とは予測ができないことをいいます。予測できないものを無理に予測するのではなく、また、予測できると強弁する人に盲信することでもなく、「未来はどうなりますか。」という受け身の姿勢でもない。
このような不確実な時代だからこそ、それを乗り越えるには、行動をとる必要があります。行動をしていこう。身体を使って行動すること、つまり挑戦をすることで、頭を使って考えることになります。「こういう未来を創りたい」という主体的な思考とそれに基づく積極的な行動こそが、未来変化に柔軟に対応できるものです。だって、未来変化を創っているのは、未来をこう創りたいと強く望み、その理想に向かって頑張っているその人、本人なのですから。
主体的な思考と積極的な行動で、理想とする未来を描いて行動できる人になろう。

〇同志と共に失敗できる場となろう
たとえ主体的な思考と積極的な行動をとったとしても、理想とする地域の未来を創っていくには一人のチカラじゃできません。地域は広い。道東ならなおさらです。だから同志が必要です。同志と、時に泣き、時に笑いながら時間と空間(=場)を共有するからこそ、未開の道であっても、諦めずに前を向いて進路を切り開いていけます。仲の良い友達とネットでつながったり、他人を批判したりするだけでは、人を動かせないし、人は動かない。
つながりや批判を超えて、我々の場に強く巻き込んでいこう。
思い切って、挑戦をして、どんどん失敗できる場を創ろう。
仲間を応援し、仲間に応援され、個人が成長できる場となろう。

〇オルタナティブな選択肢を提示していこう
主体的な思考と積極的な行動ができる人が集まる場は、自然と、この社会にとって価値のある別の(=オルタナティブな)選択肢を提示していける場となります。プライベートでも職場でもない、第三の場・サードプレイスは新しい価値観を体現する場です。民間は市場原理に依拠し資本の重力圏に引き込まれ市場原理以外の部分に投資をしにくい一方、行政は公益性公平性を前提に抽象的一般的なものを重視しなければなりません。そのどちらにも属しないからこそ、ゲーム理論における囚人のジレンマ的状況で、民も官もチカラを入れにくい準公共的な場に、我々独自の視点でスポットをあてることが可能となります。サードプレイスだからこそ、主体的で、利他的な提言、温かみのある関係性を発信する場にしていこう。
ただ、自分が主体的になればなるほど、他人に対する要求度も上がり、やって当たり前になってしまいます。どんな人も、どんな事も、どんな場も、当たり前なんてものはありません。当たり前や普通という概念を疑おう。そして、当たり前の反対は、感謝。感謝は実態が曖昧であるが故に無限定で永続的なものです。感謝を大切にしよう。メンバー個人も我々の団体も我々の地域社会もまた、決して当たり前ではありません。感謝を土台にして、失敗と挑戦がどんどんできる場になろう。

【自然豊かな場と人を巻き込み、大きなビジョンを描こう】
〇自然豊かな場をいかそう
道東には知床、世界遺産があります。中標津空港を利用し、知床世界遺産や周囲の阿寒摩周国立公園等を訪問する人なども多くいます。道東には、自然の豊かさという言葉では語りつくせない、巨大で素晴らしい自然の場が豊富にあります。
この道東の自然には、当然、歴史がありますし、道東地域全体が自然文化、自然芸術といえる価値の高いものです。世界遺産が示しているように、道東の自然、歴史、文化にこそ、道東地域全体のブランディングにつながるヒントがあります。道東の自然環境を生かして、道東の広域的なビジョンをより多くの人に共有し、我々の遺産として、未来に引き継ぐ活動をしていこう。

〇地域に共鳴させよう
自然を生かした街づくり、地域づくりに限りませんが、社会に運動を広げていくには、自治意識を醸成していくことが必要です。例えば住民の声を聞き、共に問題を解決するための仕組みを構築したり、街づくり地域づくりの失敗事例、成功事例や実践例を紹介したりするなどの手法もあるでしょう。そのような活動によって地域住民みんなが、「自分の街や自分の地域のことを、他人任せにしないで、自分たちで考えて、決めていくんだ」という意識が生まれてきます。自分の地方だからこそ自分で自治をしようという自治意識は、憲法にも規定されている地方自治の精神そのものです。自分の地域の身近な課題を、自分達で考え、解決していこう。このような地方自治の理念を広め巻き込んでいこう。自分や自分のまち、自分の地域の決め事を、他人任せにせず、自分ごとにしていこう。

〇どんなディレクションでどんなアクションを連鎖させるか
道東は他の地方と比べて、市町村同士の距離が遠く、地域的な連携が地理的に取りにくい所です。ただ、そのような地域だからこそ、自然が豊かで、大きなビジョンが生まれやすい土壌があります。このような場が、いわゆるハード面。
一方で、近年、道東には、各市町村で地域おこし協力隊が活躍されていますし、道東テレビ、ドット道東などのクリエーターなどがSNSを通じて、広域的な活動を展開しています。前述の通り、道東全体を巻き込みながら、環境省などが、ロングトレイル構想を進めていますし、ほかにも各種団体が道東全体を盛り上げていこうと積極的に様々な活動しています。これらの団体の運動に共通するのは、道東における広域性を弱みととらえず、この環境をプラスにとらえていること。中標津町やその周辺でも、町民と町外との垣根を超えた連携をすることで、新たな化学反応を生む、面白いプラットフォームができつつあります。道東の大自然をいかそうという組織や活動などのソフト面も盛り上がってきています。これがソフト面。
ただ、これらのソフトは広域性を基礎にしているがゆえに、相互の情報が少なく、相互に結びつくことはあまり多くありません。そこで、我々が、道東の自然環境というハードを生かしつつ、面白い活動をしているソフトをうまく巻き込んでいくことができないか。自然、芸術などの価値を連鎖させるプロジェクトを企画したり参画したりする中で、地域団体として大きなビジョンを描いていこう。

〇社会的課題を解決するアプローチを提示し、ゆくゆくは世界すら巻き込もう

近年、資本主義の限界が指摘されています。資本主義の限界とは構造上、分断を生むことです。マルクスやピケティを引くまでもなく、資本主義は資本の独占を推し進め、技術革新を伴う新自由主義も相まって、あらゆる場を二極化させ、社会の縮退を招き、分断を広げていきます。
近時、再注目されるマルクスや斎藤幸平などの社会共通資本、コモンの発想は、共産主義を目指すなどの過激な思想ではなく、人間的な関係性を基礎とする複雑性、プロセス的思考に哲学的な力点があると解釈するべきでしょう。
関係性とは相互関係や互いを思いやりの心を基礎とし、持続可能な社会を築くうえでどのような視点が必要か、バイアスなしの思考枠組みを提供します。シェアリングエコノミーやマッチングビジネスも、独占から関係性へのモデルチェンジとして整理できるでしょう。
我々の活動に引き直して考えるなら、コミュニティの分断を防ぐ関係性を構築する手法を考えていく。主客を曖昧にしていく、ホストとゲストを曖昧にしていく、他人と他人をマッチングしていくことで、分断を防ぎ、化学反応をうみ、新しい価値を創造させます。道東から社会的課題を解決するアプローチを世界に向けて、積極的に発信し、世界すらも巻き込んでいこう。

【50周年を踏まえてより発展的に活動を展開していこう】
〇50周年準備室
近年、街おこし団体等が街づくり、地域づくりの活躍が各地で話題になっていますが、今年で49年に及ぶ中標津青年会議所の活動は街づくり、地域づくりの老舗といえます。この老舗の伝統を踏まえて、引き継ぎ、更に歩みを進めていく必要があります。
50周年を迎える我々の組織の歩みや、今もなお新しい価値を生み出し続ける我々の使命を振り返りながら、感謝の気持ちを忘れず、将来に向け、この街、この地域を未来につないでいきます。

〇拡大とブランディング
過去と未来をつなぐことには、当然、マンパワー・会員拡大が必要です。
我々もより開かれた組織になり、そのブランディングを戦略的に行いながら、情報共有を進め、より力強く周囲を巻き込んでいきます。

〇改めて我々の運動とはどういうものか
我々の使命は、繰り返しになりますが、青臭い理念や世界観を示すことで、何もしない方向で社会が委縮し閉塞し縮退していくのを防ぎ、地域を盛り上げるビジョンを掲げることにあります。それのみならず、内発的な動機付けからなる個々人の主体性の芽生え、それを個々人から周囲の人の気づきにつなげ、この街や地域のことを自分事に変え、予測できない未来の中で変化に強い我々が積極的な運動を通じて、思い描いた理念に未来を近づけていく。そんな魅力的な地域は当然、若者に限らず、多くの人が集まる場となります。この運動の延長線上に地域の課題解決が見えてくる。
このような観点からすると当たり前ですが、運動の根本は個々人です。個々人が弱ってしまっては運動の基礎が失われてしまいます。だから、個人個人の精力的な活動、力強さ、エネルギッシュな何かが必要です。その強さは、これまで全く無関心だった人も巻き込んでいく。だから、ギラついていこう。

時空間は全く異なりますが、1930年、インドにおいて、ガンジーは、400km近く離れた海岸まで23日間かけた「塩の行進」を行いました。この行進は、英国の塩の独占に抗議してインド人が塩を合法的に作り、使用することを目指したものです。
当初、わずか78人で始まった行進は、途中で人々の支援を受け、参加者を次々と取り込んでいき、やがて、数千人の人々がガンジーとともに海岸までの道のりを共にしました。ガンジーの塩の行進は、インド独立運動の象徴的な出来事であり、民衆の意識と結束を高め、社会を動かし、国を巻き込み、そして、世界の人々の心をも動かしました。

こんな小さな、ゆっくりとした行動がなぜ民衆を動かしたか。
はっきりとはわかりません。
しかし、ここに大きなヒントがあるように思います。
大衆の無気力や無関心を超えたなにか。
小さくてゆっくりした行動が、大きなうねりを生む。
それが、無気力や無関心、閉塞感、不安感を打破し、面白い未来を実現していく。

今年で49年目を迎える我々の運動は、まさにこの塩の行進であり、なんでもいいや、という無関心を乗り超え、新しい挑戦を繰り返し、地域に大きなうねりを生み出す営みです。
その営みを、今年、また一年、我々が紡いでいく。
そんな伝統を受け継ぎ、次につなげる。
また新しい失敗と挑戦の一年にしたいと思っています。

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