理事長所信

一般社団法人 中標津青年会議所
2017年度 理事長所信

2017年度 第42代 理事長予定者
中 林 誠 司

【はじめに】

戦後まもなく日本経済の発展、国際社会への復帰を目指して日本全国に各地会員会議所が発足し、日本青年会議所が設立されました。その後、カナダで行われた世界会議の場に飛び込み、日本の民間団体としていち早く国際組織に加盟を果たしました。日本が加盟する以前から単年度制の枠組みは「不連続の連続」として現在まで護り続けられ、JCというのは、今を生きる我々に託された社会変革のツールであり、明るい豊かな社会の実現に向け、未来に向かって種を蒔く団体である。

【日本人としての心】

我々は日本人としてこの世に生まれ先代から脈々と受け継がれる『日本人としての和の心』を慮ってきました。それは道徳心であり、美しく生きる為の美意識と言えるでしょう。根底には「世の為、人の為、自分の為」という未来への投資こそが、普遍的な生き方であり「全うな日本人を」を目指す稀で尊い文化である。この精神はどの国にも劣らないと共に、逞しく生きる共助の精神であり、主権者として社会的役割を果たす自立が織り成す真の民主主義国家「利他の精神」と言えるでしょう。

我が国は小規模な地震から数えるとほぼ毎日のように地震があり『地震大国日本』と言えるでしょう。また、台風や豪雨による土砂災害、噴火や洪水などの自然災害も含めると数え切れないほどあります。今まで懸命な努力の積み重ねがあったとしても一度の災害で命までも奪われてしまう可能性があります。そこで日本人は災害を受動的に受け入れるのではなく、能動的に受け入れるアイデンティティと目に見えないものを尊重する価値観、すなわち『和の心』輝く国民と言えるでしょう。

【北方領土の可能性】

日本固有の領土であるにも関わらず1945年にソ連により不法占拠され、今もなおロシアによる実効支配が続いている北方領土。不法占拠されてから70年以上の年月が経ち、元島民の平均年齢は80歳を超え事実を語り伝える方も少なくなってしまいました。当該地域である我々はこの問題を風化させない為に国民に主権者意識の更なる醸成を行い、一滴の血も流さずに平和解決する歴史的挑戦に挑み続ける必要があります。

北方四島の国土面積約5,000平方キロメートルに対し、排他的経済水域は405万平方キロメートルと豊富な海洋資源、エネルギー資源が存在するスケールメリットを生かし領土返還に対する意識喚起に努めて参ります。

現在、二島返還論と四島返還論が騒がれておりますが国益、元島民の感情、現在住まわれているロシア人と多面的・多角的にこの問題を捉え関係団体と共に向き合っていく必要があります。

【JAYCEEがJCを構成している】

JAYCEEとは青年会議所に属しているメンバー個々の人を指す言葉であり、JCと言う組織はJAYCEEによって構成される。

戦前、戦中と違い現代は、ライフライン等の社会基盤が確立され、物質的豊かさは満たされており、現在は飽和状態と言っても過言ではありません。しかし、各地域においてそれぞれの地域特有の問題点は散見しています。この問題点を客観的に捉え、解決への道筋を見つけ出し、地域住民と共に行動し、JAYCEEとして大人の背中を伝播していく必要があります。

JAYCEEは20歳から40歳までの国籍、宗教、性別の関係ない青年で構成され責任世代ではあるが社会経験が未熟なところもまだまだあり、不安を抱えた世代でもあります。しかしJCという一世紀を超えた最大の組織力を活かし、JCI CREED、JCI MISSION、JCI VISION、JC宣言、綱領とセレモニーなどのプロトコルを尊重し、自ら修練・奉仕・友情を受け身ではなく能動的に学び、チャンスを掴み取ることできる学びの場であります。

JCは自ら問題を抽出すると共に解決に向けた政策を立案し、誇りに満ち、希望溢れる未来を大胆に描き、自ら実行していく独立自尊、唯一無二の政策立案実行団体である。

【北海道の優位性と基盤産業】

1960年には80%以上の食料自給率も1990年には50%、2006年には40%を下回り現在も約40%と先進国では最も低い水準である。その他の食料は海外で生産された食料によって充てられているのが現状である。このような環境の中これまで経済成長が遂げられて参りました。しかし北海道という首都圏から遠ざかった地域ではありますが、食料自給率約200%を誇る北海道の優位性は日本のどこにも成し遂げることが出来ない事ことであります。この様な地方の独自性を高めつつ、スケールメリットを活かし、更なる地方ブランドの強化、約200%の食料自給率を司った食料生産基地の一部を担っている責任と覚悟をもって更に盛り上げていこうではないか。

【他を巻き込んだ次世代創造のJC】

全国約1,800市町村ありますが2040年には約900市町村まで減少すると言われております。その理由として、少子高齢化による労働力の減少、財政破綻、女性人口減少、高齢者率の増加などが挙げられます。我々の住まう根室管内1市4町も中標津町以外の1市3町は消滅可能都市と言われております。しかし、傍観視していては何も変わりません。この地に住まう若者達一人ひとりが主体的に未来を考え、行動することによりあらゆる問題にも対応し、解決への糸口を見出さなければなりません。その為にも、新時代の創造を夢に描き立ち上がった先達の創始の気概を胸に、各市町村の青年団体や公共団体、他LOMとの連携を密にし、外部への発信、それと同時に我々の運動に共感して頂く事で青年会議所運動の広がりや説得力が増すと考えます。

互いに支え合いながら切磋琢磨することで「今しか出来ないことがある。我々にしか出来ないことがある。だから我々がやるんだ。我々青年が一致団結し、地域を再興しようではないか」という強い気概と覚悟をもって未来に挑もうではないか。

【広報から会員拡大へ】

SNSが一般化しそれに伴い情報伝達の迅速化・多様化が容易にできるようになった一方には希薄社会・和の心低下というような問題も散見されます。このコミュニケーションの多様化には善悪両面含まれています。我々は市民意識変革団体、政策立案実行団体というならばメリットを更なるメリットに磨き上げ、デメリットをメリットに変化させ青年会議所運動や活動を多面的・多角的に情報発信していかなくてはならない。それに伴い、我々の運動や活動に共感を得る市民が増加することで、青年会議所のネームバリューが増加し、青年会議所に入会したいという青年や、地域住民が入会させようという風潮になるのではないだろうか。我々が率先して様々なカウンターパートナーを選択し、共に推進力のある政策を地区協議会、ブロック協議会、魂を共有する道東エリアのLOMと共に実行し、地域から必要とされる組織になる事が必要である。

我々は「己を律し、行動するJAYCEE、中標津青年会議所の一員である」と胸を張って堂々と運動する背中を示すことによってブラッシュアップした中標津青年会議所へと進化を遂げ、会員拡大へと繋げて行こうではないか。

【結びに】

『和』という言葉には「和む」や「平和」という穏やかな事を表すほか「和」や「和音」といった二つ以上の物を足した答えというプラスの意味を多く含んだ言葉であり、「和の国」とは日本を表す最適な言葉と言っても過言ではない。

個々の努力が報われると共に、互いを支える共助の公共心と生き生きとした活力溢れる社会、生き抜く力と生かされることへの感謝が漲る社会こそが明るい豊かな社会である。

「今という一瞬は二度と来ない」我々は明るい豊かな社会の実現のため目標に向かって我武者羅に突き進み、市民意識変革団体として主体的な実行力により未来を切り拓き、日本人としての和の心、自国を愛する国家観、他を慮る道徳心、地方の優位性を活かした地域振興を兼ね備えた「全うな日本人」を育成しようではないか。

気概と覚悟を持ち失敗を恐れず、一切の妥協無く互いにぶつかり合い、認め合い、助け合い、すべての力を発揮した時、人の有難さを感じることであろう。

己を律し他が他の為に行動するJAYCEEの凛然たる姿が市民を魅了すれば、必ず地域は変わり地域から必要とされる中標津JCになるだろう。

大切な一度きりの人生

あなたと周りの全ての人と一緒に感動できる社会を創ろう

一人ひとりの覚悟が社会を幸せにするだろう

苦は楽の為に、世の為 人の為 自分の為

     ~共助の心織り成す日本人として和の心を育もう~


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